代表挨拶

私たちは、「読む・書く・歩くの自由をすべての人へ」という考えを起点に事業を展開しています。
視覚に制約があることで、情報に触れることが難しい、自由に移動できない、日常の中で当たり前に行われている行為に制限がかかる。
こうした状況は長く「仕方のないもの」として扱われてきました。しかし私たちは、それを個人の問題としてではなく、社会の側に改善余地がある
構造的な課題だと捉えています。
本来、情報へアクセスすること、自ら判断すること、自分の意思で行動することは、すべての人に等しく与えられるべきものです。
それにもかかわらず、環境や仕組みの不備によって、その機会が制限されている現実があります。私たちは、この当たり前の不自由を見過ごさず、
社会の前提そのものを問い直すところから事業を組み立てています。
目指しているのは、特別な支援や配慮がなくても、誰もが自然に情報へアクセスでき、自ら選択し、行動できる社会です。そのためには、単なる機
器やサービスの提供にとどまらず、社会全体の設計やあり方にまで踏み込んでいく必要があります。当事者の視点を起点に、実際の利用環境や
行動の流れを捉えながら、実用性のある形で変化を積み重ねていくことが重要だと考えています。
また、社会課題の解決は理想だけでは持続しません。
継続的に価値を提供し続けるためには、事業として成立し、成長していくことが不可欠です。だからこそ私たち
は、現実的な視点を持ちながら、結果にこだわり、社会に残り続ける仕組みを構築していきます。
「読む・書く・歩く」という、人が生きていく上で根幹となる行為の自由を取り戻すこと。
それは単なる利便性の向上ではなく、一人ひとりが主体的に生きるための基盤を整えることに他なりません。
よむべえは、「読む・書く・歩くの自由をすべての人へ」という理念のもと、これからも社会のあり方に向き合い続
けます。そして、不自由を前提としない新しい社会の実現に向けて、着実に歩みを進めてまいります。

代表取締役 荒井利貴也